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田中選手が18年ぶりの日本新!東京五輪マラソン日本代表内定組が出場/ホクレンDC 深川大会レポート

2020.07.08
「ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020」の第2戦、深川大会は7月8日、北海道の深川市陸上競技場で開催されました。今回も第1戦(4日、士別市陸上競技場)と同様に、さまざまな新型コロナウイルス感染防止策を講じた上で進行しました。

第1戦に続いて、田中希実(豊田自動織機TC)が見事な走りを披露しました。女子3000mで8分41秒35の日本新記録を樹立(※)。2002年に福士加代子(ワコール)がマークした8分44秒40を18年ぶりに更新しました。「うれしいというより、練習の成果をしっかり出せてホッとしている。きつい練習を続けていたので、今日はタイムの設定を(決めた上で)守るより、自分の感覚で走り、ラストでしっかり上げられた」と、コメントにも自信が満ちていました。第1戦では1500mで日本歴代2位の記録を出しており、第3戦でエントリーしている5000mでも14分台や日本記録(14分53秒22)更新の期待を抱かせます。


女子10000mには、東京オリンピックマラソン代表内定の前田穂南(天満屋)と一山麻緒(ワコール)が出場。前田がリズムの良い走りを最後まで貫き、自己記録を39秒近く更新する31分34秒94で1着となりました。「久々の10000mでベスト更新を狙っていた。一山選手と10000mを走るのは初めてで少し意識したが、自分がどれくらい押せるかという(ことに集中する)つもりで走った」と充実した表情を見せました。一山は終盤にペースが落ちて32分03秒65で、自己記録に30秒近く及ばず「まだ力がないなと思った」と振り返りましたが、中盤までは前田より前に位置してレースを運び「今までしっかり練習が積めていたので不安なくスタートラインに立てた」と言う通りの積極性も見せました。


男子10000mはA組でコエチ・べナード・キベット(九電工)が、この時点での今年の世界最高となる27分14秒84で1着。伊藤達彦(Honda)が27分58秒43で日本選手トップの4着に入りました。この春に東京国際大を卒業したばかりで自身初の27分台をマークし、「Hondaに入ってよかったと思うようなレースができた」と喜びました。
東京オリンピックマラソン代表の中村匠吾(富士通)はB組に出場し、28分49秒95で3着でした。出場予定だった3月の世界ハーフマラソン選手権(ポーランド)が10月に延期となり(出場を辞退)、春のトラックシーズンに目標を切り替えたものの大会が相次いで中止や延期に。練習方針もたびたび変更を強いられ、苦労もあったようです。それでも「一日一日できることをやって、オリンピックで最高のパフォーマンスができるようしっかり準備したい」と前向きでした。


男子5000mはA組でキメリ・べナード(富士通)が13分16秒61で1着となり、松枝博輝(富士通)が果敢に先頭集団につき、13分26秒25で7着。「外国人との勝負に(最後は)絡めなかったのは残念」と反省も見せましたが、自己ベストを2秒余り更新し「東京オリンピックに向けて勝負できるように頑張りたい」と話しました。
女子3000m障害物は吉村玲美(大東文化大)が9分53秒50で1着。自己記録には4秒ほど届かなかったものの、「(今季の)1戦目としてはいい刺激が入った」と今後の上昇を見据えていました。

第3戦の網走大会は7月15日に網走市営陸上競技場で開催します。タイムテーブル、スタートリスト、ライブ配信などは大会ページ(https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1531/)をご覧ください。





※日本記録が更新されるまで(▶こちら


写真提供:フォート・キシモト