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【東京マラソン】大迫傑選手が2時間05分29秒の日本新記録更新!MGCファイナルチャレンジ設定記録突破!/レポート&コメント

2020.03.03


東京マラソン2020は3月1日、東京オリンピック男子マラソン日本代表選手を選考するマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ第2戦として行われました。

今大会は、新型コロナウイルスによる感染症拡大の影響を考慮して、早い段階で一般ランナーの部の中止を決定。エリートの部と車いすエリートの部のみの実施へと切り替えたほか、予定していたサブイベントの全面的な中止、観戦スタンドの設置や一般観覧が可能な形での表彰式の中止、さらには沿道での観戦自粛を呼びかけるなど、大幅に規模を縮小したなかでの開催となりました。

そんななか、「残り1枠」を巡る戦いが展開されている男子マラソン日本代表争いでは、4位でフィニッシュした大迫傑選手(Nike)が日本人最上位を占めるとともに、MGCファイナルチャレンジ設定記録(2時間05分49秒)を大きく上回る2時間05分29秒をマーク。この設定記録の基準にもなっていた自身の日本記録(2時間05分50秒)を更新するとともに、オリンピック代表入りに向けて、さらに大きく前進しました。日本勢は、8位の髙久龍選手(ヤクルト、2時間06分45秒)と9位の上門大祐選手(大塚製薬、2時間06分54秒)が2時間6分台をマークしたほか、7選手が2時間7分台で、5選手が2時間8分台でフィニッシュ。過去に例のないレベルの高さとなっています。

また、アボット・ワールドマラソンメジャーズシリーズⅩⅢ(13)でもあるこの大会の男子エリートの部を制したのは、世界歴代3位の自己記録を持つビルハヌ・レゲセ選手(エチオピア)。大会記録には17秒届きませんでしたが、2時間04分15秒でフィニッシュして前回に続く2連覇を達成しました。また、女子では、ロナー・チェムタイ・サルピーター選手(イスラエル)選手が世界歴代6位となる2時間17分45秒で優勝。2時間18分35秒で続いたベルハネ・ディババ選手(エチオピア)とともに、これまで日本国内最高記録であった大会記録(2時間19分47秒、2017年)を大きく塗り替える快走をみせました。




 

大迫、2時間05分29秒の日本新!

髙久・上門の2時間6分台ほか、歴史的な高水準に


本来は、勝者をはじめとする記録上位者の話題からご紹介すべきですが、今回はまず、東京オリンピック男子マラソン代表の座を懸けて争われた日本勢の結果からレポートしていくことにしましょう。

MGCファイナルチャレンジ第2戦として実施された男子エリートの部は、午前9時10分にスタート。冷たい雨のなか行われた昨年とは異なり、今回は早朝から晴れ間が広がり、特に終盤で懸念される風も、強くは感じられない穏やかな天候に恵まれました。レースは、気温11.5℃、湿度46.4%(主催者発表によるデータ、風は未発表。以下、同じ)の条件下で号砲が鳴り、トップ選手がフィニッシュした11時15分時点で、気温16.0℃、湿度41.4%というコンディションのなかで行われました。

今回、主催者側は、2種類のペースメーカーを用意。第1グループは1km2分55~56秒(フィニッシュタイムは日本国内最高記録でもある大会記録=2時間03分58秒を上回る2時間03分04秒~46秒のペース)、第2グループが1km2分58秒(同2時間05分11秒のペース)と、どちらも日本記録を越える設定で、最大30kmまでつくなかでのレースとなったため、オリンピック代表を目指す選手たちが、どちらのペースメーカーにつくことを選ぶのかも注目されました。スタート直後は集団が第1グループ、第2グループと分かれることなく大きな一団のまま進んでいくなか、初めの1kmを2分55秒、続く2kmを5分59秒で通過していった先頭のペースメーカーにすぐにつく動きを見せたのは井上大仁選手(MHPS)。その後、最初は第2グループのペースメーカーのすぐ後ろに位置していた大迫傑選手(Nike)が第1グループのペースメーカーにつく集団の後方へと移動します。この大集団は、下り坂となる影響でペースが上がるなか徐々に2つに分かれ、先頭は3kmまでの1kmを3分49秒で通過。井上選手と大迫選手が第1グループで、設楽悠太選手(Honda)を含むその他の日本人有力選手は第2グループで、それぞれレースを進めていく展開となりました。

先頭集団は、最初の5kmを14分33秒で通過すると、10kmではペースメーカーを除いて14選手が29分11~13秒で通過していく流れに。井上選手は、集団の前方で世界歴代3位の自己記録を持つ前回覇者のビルハヌ・レゲセ選手(エチオピア)の後ろにぴたりとつき、大迫選手は集団の最後方でレースを進めていきます。13kmを過ぎたあたりで集団はいったん2つに分かれ、大迫選手は、ビダン・カロキ選手(横浜DeNA/ケニア)、アモス・キプルト選手(ケニア)、バシル・アブディ選手(ベルギー)、とともに11位グループをつくりましたが、この4選手は16kmすぎには追いついて、先頭は再び14名の集団に。その後、タイタス・エキル選手(ケニア)が脱落して、20kmは13選手が58分41~43秒、中間点を1時間01分58秒~1時間02分01秒で通過していきました。そのあたりから集団はやや縦に長くなるとともに、ペースメーカーの1人が集団から後退。さらに、その後、もう1人も離脱してペースメーカーが残り1人になってしまったことが影響したのか、先頭集団が21~22kmの1kmを、その前の3分02秒から2分53秒へとペースを引き上げたことにより、大迫選手を含めた5選手が先頭集団から徐々に後れ始め、23kmを過ぎたところでは大迫選手はその最後尾につく形となりました。

先頭は、22~23kmを2分55秒のペースに落としましたが、次の1kmで再び2分52秒にペースアップ。ここで井上選手も遅れ始めてしまいます。そして、24~25kmを2分51秒へとさらにペースアップしたトップグループは25kmを1時間13分15秒(この間の5kmは14分34秒)で通過。その後の2kmを2分51秒、2分51秒で刻んだことにより、ペースメーカーを除くと、レゲセ、シサイ・レマ(エチオピア)、アセファ・メングストゥ(エチオピア)の3選手に絞られ、少し離れてサイモン・カリウキ選手(戸上電機製作所/ケニア)が4番手で続く展開に。井上選手はカロキ、ディクソン・チュンバ(ケニア)、エルハサン・エルアバシ(バーレーン)、アブディ、キプルトの5選手とともに5位集団を形成してレースを進め、ここからかなり離れてゲタネ・モラ選手(エチオピア)が11位、そして大迫選手が12番手で続く形となりました。大迫選手の後方では、第2集団でレースを進めていた菊地賢人選手(コニカミノルタ)が、ペースメーカーとともに他選手を引き離して、徐々に大迫選手との差を詰めてくる様相を見せています。

トップ集団は25kmからの5kmをさらに14分27秒へと引き上げて30kmを1時間27分42秒で通過。井上選手を含む5位集団は1時間28分28秒で過ぎていき、これに10秒離れてモラ選手、大迫選手はさらに2秒後れの1時間28分40秒(この間の5kmは15分08秒)で通過。菊地選手が大迫選手と3秒差の1時間28分43秒で続いていきました。

しかし、日本人トップ争いは、そこから大きく動きます。30.6kmで大迫選手が前にいたモラ選手をかわして11位に浮上すると、明らかにページチェンジ。井上選手のいる5位集団との差をぐんぐん詰めていったのです。大迫選手は32.1kmを過ぎたところで集団に追いついて最後尾に位置すると、32.5km過ぎで井上選手の表情を見ながら集団の前方へと順位を上げ、32.7kmで一気に集団から抜け出して単独5位に浮上。さらにペースアップして後続を引き離しにかかります。大迫選手の後ろには、チュンバ選手、エルアバシ選手、アブディ選手、カロキ選手が縦に長い列をつくって続きましたが、井上選手はこのタイミングで大きく後れてしまいました。

大迫選手は、その後はややペースを落としはしたもののアグレッシブな走りを維持して追いすがる選手を徐々に振りきり、35kmを1時間43分36秒(この間の5kmは14分56秒)で通過。その後の給水地点を過ぎたところでついてきたのはアブディ選手のみとなりました。その後もアブディ選手を従える形でレースを進めましたが、アブディ選手が36.4km付近で前に出ると、すぐに大きくペースアップし、両者の差はあっという間に開いていきました。ここでいったん6位に後退しましたが、37.9kmで4位から後退してきたカリウキ選手をかわして再び5位に順位を上げると、右脇腹を何度も押さえながらも懸命にペースをキープして40kmを1時間58分51秒(この間の5kmは15分15秒)で通過。残り2kmの地点で、上位争いからペースダウンしてきたメングストゥ選手を抜き去り4位に浮上すると、ラスト2.195kmを6分38秒で走りきり、自己記録でもある2時間05分50秒の日本記録を21秒上回る2時間05分29秒・4位でフィニッシュ。日本人最上位となってMGCファイナルチャレンジ設定記録を突破したことにより、東京オリンピック男子マラソン代表の座を大きく引き寄せました(大迫選手のコメントは、別記ご参照ください)。

好記録をマークしたのは、大迫選手ではありませんでした。第2ペースメーカーの集団でレースを進めた選手たちが、軒並み好記録を叩き出したのです。日本人2位の8位でフィニッシュした髙久龍選手(ヤクルト)は日本歴代4位となる2時間06分45秒をマーク。9位には上門大祐選手(大塚製薬)が2時間06分54秒(日本歴代6位タイ)で続き、10位の定方俊樹選手(MHPS)も日本歴代9位タイとなる2時間07分05秒でフィニッシュしました。

また、11~15位で続いた木村慎選手(Honda、2時間07分20秒)、小椋裕介選手(ヤクルト、2時間07分23秒)、下田裕太選手(GMOインターネットG、2時間07分27秒)、菊地賢人選手(コニカミノルタ、2時間07分31秒)、一色恭志選手(GMOインターネットG、2時間07分39秒)もそれぞれ大幅に自己記録を更新して“サブ8”(2時間8分切り)を達成。設楽悠太選手(Honda)が2時間07分45秒・16位で続いたあと、外国人3選手を挟んで、岡本直己(中国電力、20位・2時間08分37秒)、倉田翔平(GMOインターネットG、21位・2時間08分44秒)、藤川拓也(中国電力、22位・2時間08分45秒)、岩田勇治(MHPS、23位・2時間08分45秒)、大石港与(トヨタ自動車、24位・2時間08分52秒)の5選手が2時間8分台の自己新記録でフィニッシュする好結果となりました。さらに25位の宮脇千博選手(トヨタ自動車、2時間09分04秒)、そして32kmまで大健闘の走りを展開しながらも35km以降で大きくペースを落として26位でのフィニッシュとなった井上選手(2時間09分34秒)、27位の山本憲二選手(マツダ、2時間09分41秒)、そして初マラソンながら学生歴代3位となる2時間09分50秒でフィニッシュした土方英和選手(國學院大、28位)までの19選手が、2時間ひと桁台をマーク。日本男子マラソン史上、最もレベルの高いレースとなりました。


 
 

男子はレゲセが2連覇

女子はサルピーターが世界歴代6位で快勝


一方、海外招待選手も、男女ともに圧巻のレースを披露しました。

男子エリートの部は、前述の通り、20km以降から大きなペースの起伏変動が生じたことにより、25kmを過ぎた段階で、エチオピアのレゲセ、レマ、メングストゥの3選手にいったん絞られる形となりました。3選手は、この5kmを今大会最速ラップとなる14分27秒で走り、30kmを1時間27分42秒で通過。この時点では、大会記録を大きく上回る2時間03分22秒というフィニッシュ予想タイムも出ていましたが、次の5kmは15分07秒と大きくペースを落として35kmは1時間42分49秒で通過していくことになりました。その後、35.781km地点となる高輪の折り返しを過ぎたところでレゲセ選手が仕掛けてメングストゥ選手が脱落。さらにレゲセ選手は38.6km地点でレマ選手を突き放しましたが、40kmは1時間57分42秒で通過と、大会記録更新にはやや厳しい状況に。ラスト2.195kmは6分33秒で走って2時間04分15秒で2連覇を果たしたものの、大会記録の更新には18秒届きませんでした。

この点について、レゲセ選手は、レース後の記者会見で「最初は2時間03分30秒よりも良いタイムで走ってやろうと考えていた」が、レース途中で脚の付け根となる左腰骨のあたりに強い痛みが生じて、「30km以降も激しい競り合いもあったが、どんどん痛みがひどくなってきたので、タイムより勝つことに焦点を定めた」ことを明かしました。また、東京オリンピックに向けては、エチオピアではまだ代表が決まっておらず、この東京マラソンが代表入りに向けては決定的な試合であったとコメント。「非常にメジャーといえるこの大会で勝ったので、オリンピックに参加できるも同然で、非常に嬉しい」と語り、オリンピックに向けては、「参加できるなら優勝したい。オリンピックは4年に1回の大きな特別な大会。痛めた脚を治療して、しっかり練習を積み、金メダルを獲得したい」と強い意欲を示しました。

レゲセ選手に続いたのは、32km過ぎで大迫選手について5位集団から抜け出し、36.5km手前で大迫選手を突き放したアブディ選手でした。アブディ選手は、35~40kmを14分47秒、ラスト2.195kmを6分25秒と、優勝したレゲセ選手を上回るラップで追い上げて、フィニッシュ前の直線で2番手にいたレマ選手を逆転。昨年のシカゴマラソンで出した自己記録(2時間06分14秒)を大きく更新する2時間04分49秒をマークし、マラソン自己最高位となる2位でフィニッシュしました。3位のレマ選手は、2時間04分51秒でのフィニッシュとなりました。





女子エリートの部では、“超高速”レースが展開されました。最初の5kmを16分27秒で通過した先頭集団は、10kmを32分49秒(この間の5kmは16分22秒)で通過すると、15kmも10選手が一団となって49分16秒(同16分27秒)で駆け抜けていきました。1時間05分38秒(16分21~22秒)での通過となった20km地点では2選手が後退、その後は、徐々にふるい落としが始まり、先頭が1時間09分16秒で通過した中間点の手前で、前回チャンピオンのルティ・アガ選手(エチオピア)が集団からこぼれると、25kmでは6名に、さらに30km地点では、ロナー・チェムタイ・サルピーター選手(イスラエル)、ストゥメ・アセファ・ケベデ選手(エチオピア)、ベルハネ・ディババ選手(エチオピア)、カプチッチ・セリー・チェピエゴ選手(ケニア)の4名に絞られました。ここで序盤から常に先頭でレースを進めていたサルピーター選手が次の5kmを15分54秒(35km地点の通過は1時間54分19秒)にペースアップすると、これについたのは、この大会で2回の優勝経験を持つディババ選手のみ。サルピーター選手は36km手前で、そのディババ選手をも突き放すと、35kmからの5kmを16分10秒でカバーして40kmを2時間10分29秒で通過。ここでディババ選手に38秒の差をつけます。ラスト2.195kmは7分16秒で走りきり、世界歴代6位となる2時間17分45秒の大会新記録でフィニッシュ。2019年のプラハマラソンでマークした2時間19分46秒の自己記録を大幅に更新して、ワールドマラソンメジャーズ初優勝を飾りました。また、2位で続いたベルハネ・ディババ選手(エチオピア)も自己記録を11秒更新する2時間18分35秒の大会新記録をマーク。3位のケベデ選手(エチオピア)も2時間20分30秒の自己新記録でのフィニッシュとなりました。

レース後の記者会見では、「この大会に向けての4週間、コーチがつくったメニューでいい練習ができていて、非常に良いコンディションで来日していた。レースでは、ペースメーカーが1km3分18秒で刻むと聞いていたが、そのタイムも私にとってはとてもよいペースだった。30kmでペースメーカーが離れてからは、全く周りを気にすることなく自分のペースとフィーリングで走ったが、35kmを過ぎて、気がついたときには自分の周りにほかの選手がいなかったので、そこからは自分のタイムとの闘いだと思って走った」とレースを振り返り、非常によい状態で臨んだなかで会心の走りをできた様子をうかがわせました。また、すでに東京オリンピックの代表には決まっているものの、トラック種目を選ぶか、マラソンを選ぶかについては、「まだ決心はついていないので、コーチや代理人と相談したい」とコメントしました。

女子で日本人最上位の座を占めたのは山口遥選手(AC・KITA)。大阪国際女子マラソンで出した2時間26分35秒の自己記録更新を目指してのレースでしたが、2時間30分31秒・10位でフィニッシュしています。
 

※本文中、1kmごとのラップは大会時に速報値としてアナウンスされた記録。なお、5kmごとの通過タイムとラップは公式発表の記録を採用した。

 

 

【MGCファイナルチャレンジ設定記録突破者コメント(要旨)】

◎大迫 傑(Nike)

4位(日本人1位) 2時間05分29秒 =日本新


9月に(MGCで)3番になってから、非常に苦しい戦いだったが、しっかり走れてよかった。(ケニアでのトレーニングなど)新しい挑戦もできたので、次につながるレースになった。

(スタート直後は)なるべく自分のキャパシティを超えないよう、できる限りついていくという感じで、(集団の)後ろのほうで様子を見ながら走った。(先頭集団との差が開いて)行かれたときは「ああ、もうダメかな」とも思ったが、自分のレースを刻んでいけばと信じて走った。(離されて走っているときは)いかにリラックスして、自分のペースをもう1回立て直すかということを考えていた。結果的にそれで追いつくことができたのでよかった。

(32km地点で井上大仁選手を含む5位グループの)集団に追いついたとき、(集団の)ペースが遅かったこと、井上選手も含めて集団(にいる選手たち)がきつそうだったこと、そして自分に余裕もあったことから、ちょっとチャレンジをしてみようかなという感じで前に出た。いつであれば後ろで控えて休むところだが、ケニアでの練習や今までの練習のなかで、「1人で走る、1人で耐える」ということを学んでいたので、残りは10kmあったが(最後まで)行けるのかなという手応え(を持った状態)で走った。

結果的に日本記録で、代表内定はしていないが、一番近いポジションを取ることができた。あとは待つだけ。自分自身はベストを尽くせたと思うので、(びわ湖毎日マラソンの)結果を待ちたい。

(日本記録を樹立して、日本実業団陸上競技連合が実施するマラソン特別強化プロジェクトの報奨金1億円を獲得したことに対しては)喜びというよりは、MGCのあと、今回、また1つ緊張感のあるレースを終えて、ほっとしたという部分が非常に強い。(報奨金の)使い道に関しては、(スクールをつくる、あるいはレースの開催等)これから育っていく選手のために使っていくことも考えている。

(レース後、井上選手が、大迫選手の走りについて“半端ない”と発言したことの感想を求められて)あらゆる選手が、MGCから東京マラソン…1週間後にはびわ湖毎日マラソンもあるが、そういうなかで、それぞれのベストを尽くして、独特の緊張感やプレッシャーのなかで一緒に走れたこと、一緒のスタートラインに立てたことは、僕にとってすごく価値のあること。そういうふうに選手に言っていただけるのはすごく嬉しい思いがある。

(世界との距離感をどう考えているかとの問いに)普段から海外を拠点にやっているし、今回、(大会に向けてのトレーニングで)ケニアにも行ったということもあり、(メディアの)皆さんが思うような海外との差というのではなく、ただ単純に自分が速くなっていく、それを追求していくということを考えている。結果的に今回4番だったので、まだまだ改善点はある。来週のびわ湖毎日が終わるまではわからないが、現時点で東京オリンピックに近い存在になれたので、また、そのへんを改善して、自分を信じて準備していきたい。

 

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト

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